シニア向け漫画動画の制作フロー
「修羅場・スカッと朗読」と「シニアの仕事・お金・暮らし」の2つの調査用Sheetで、直近の伸びと過去の観測を確認し、同じ動画のコメント・本文・サムネを照合する。そこから題材、タイトル、サムネ、冒頭、物語を一つの企画にまとめ、台本の確認後に絵コンテと動画へ進む。
調査 → 題材・タイトル・サムネ・冒頭・構成 → 企画確認 → 台本 → 同じ基準で自己チェック・赤ペン → 台本確認 → 絵コンテ → 30〜60秒の試作確認 → 全編。
この手順はシニア漫画の独立した市場調査と制作に使います。
工程と成果物
| 工程 | 行うこと | 残すもの・次へ進む条件 |
|---|---|---|
| 1. 最新と履歴を調査 | 2つのSheetを実際に読む。動画IDで対応を取り、取得日時、公開日、尺、再生、チャンネル規模を並べる。直近の伸びと長期需要を分ける | 取得スナップショット、動画ID付き比較表、欠けた入力。URLだけでは「読了」にしない |
| 2. 同じ動画の根拠を観察 | 比較対象と同じ動画のコメント、文字起こし、サムネ、冒頭、代表画面を確認する。体験談、反論、疑問、好意、構成・画像への指摘を分類する | 動画ID・時刻・出典が対応した根拠表。タイトルだけから内容を推測しない |
| 3. 題材と視聴者を選ぶ | 一つの悩みと見終わった後の変化を定める。見たい理由、現状の思い込み、抵抗・例外を記す | 主対象、題材、採用理由、反証・不足、動画の約束。コメントが多いことを好意や需要の強さと同一視しない |
| 4. パッケージと物語の大筋 | タイトル、サムネの文言・構図、冒頭30〜60秒、全体の問い、登場人物、章の流れ、山場、締めの一文を一案にする | 具体的な企画パッケージと物語の大筋。ここで作るのは全体の流れであり、カット別の絵コンテではない |
| 5. 台本前チェックと企画確認 | 下の共通チェックを企画・大筋へ適用し、弱い箇所を直す。完成したパッケージを見せる | チェック表、修正履歴、対象版を特定した企画確認。長い台本はこの確認後に書く |
| 6. 台本初稿と同じチェック | 確認済みの約束に沿って全文を書く。同じチェック項目を全文へ再適用し、指摘を修正する | 初稿、チェックの根拠箇所、修正済み全文。重大な約束・対象の変更はパッケージへ戻して確認する |
| 7. 全文の赤ペンと台本確認 | グローバル赤ペンスキルで、修正済み原稿そのものをレビューHTMLへする。人の指摘を取り込み、版を固定する | 全文の赤ペンHTML、回答・修正履歴、確認済み台本。台本確認後にカット別の絵コンテへ進む |
| 8. 絵コンテと試作用素材 | 台本をカットへ分け、発話、人物、場所、構図、画像ID、吹き出し位置、動き、再利用を指定する。試作区間の音声と時刻を確定し、人物設定画と必要なカット画像を作る | 絵コンテ、試作区間の音声・timeline、人物設定画、画像の出所記録 |
| 9. 30〜60秒の試作と判断 | 映像・音声・吹き出し・動きをまとめた短いMP4を作り、下の試作チェックを行う | 試作MP4、確認結果、修正内容、試作への判断。確認済みの試作から全尺用の大量生成へ進む |
| 10. 全尺生成と検収 | 残りの素材を作り、全尺をレンダーする。構成、画像、動き、読み、音声、欠落、原本との差を検収する | 最終MP4、サムネ、出典・クレジット、回別の評価契約と報告。検収範囲と未測定を明示する |
確認の節目は、具体的な企画パッケージ、台本全文、短い試作の3つ。通常の調査、自己修正、パース、読みにくい箇所の修正ごとに追加の許可を求めない。既に得た確認・権限を引き継ぎ、変更した対象版だけを明確にする。
台本の前後で使う共通チェック
基準は シニア漫画7選の構成比較。企画確認前と全文修正時に、同じ項目IDで確認する。各項目へ根拠になるパッケージ箇所・台本の段落を記し、「満たす/要修正/不適用と理由」を残す。書く前は構造の予定を、書いた後は実際の文章を確認する。
約束と入口
- [ ] C01 主対象の悩みと、見終わった後に分かること・できることが一つにつながっている。
- [ ] C02 タイトル、サムネ、冒頭、本文、締めが同じ約束をしている。強い言い切り、比較、順位、項目数を本文で裏切らない。
- [ ] C03 一文目は出来事・会話・独白で始まり、主人公の困りごとを場面で示す。説明の前置きだけで始まらない。
- [ ] C04 タイトルの言葉または意味を冒頭で回収する。主人公の未来の姿や師匠の姿を使う場合も、到達点が絵で伝わる。
- [ ] C05 人物の名前、年齢、前職・立場を早く示す。30秒を目安に設計するが、原本の実測は27秒と35秒であり「両方30秒以内」と報告しない。
- [ ] C06 視聴者の期待する本題を不必要に遅らせない。項目を列挙する型なら、項目数と得られることの予告を入れる。
物語と各章
- [ ] C07 元の思い込み・プライドと、現在の生活のずれを具体的に示す。人物の前職だけで善悪を決めない。
- [ ] C08 妻・相手役・師匠などの役割が分かれ、本音、笑い、別の視点を対話で出している。師匠役にも失敗や弱みがある。
- [ ] C09 全体の問いと、各章のフック、視聴者の頭をどう動かすか、章に残す一文を記す。
- [ ] C10 各章で問い→痛み・現状→反論→反転→根拠→小さい実行へ進む。用語や知識の説明だけにしない。
- [ ] C11 既知語を生活の中身へ言い換え、思い込みを反転する。難しい語、求人の語、抽象的な習慣を身近な行動へ翻訳する。
- [ ] C12 問いの保留には回収先があり、次の章への引きがある。保留した答えを最後まで放置しない。
- [ ] C13 恥、驚き、反論、後悔、笑い、救いなどの感情が動く。全章が同じ説明の強さで続かない。
- [ ] C14 山場を一つ決める。採用した項目数・章の役割に応じて配分し、終盤で冒頭の問いを回収する。
- [ ] C15 身近な物や場面を伏線として置き、実践または終盤で変化した意味として回収する。画面化できる具体物を使う。
根拠と現実性
- [ ] C16 各章の根拠を特定する。確認した外部事実、作中の架空設定、コメントの個人体験を区別している。
- [ ] C17 研究の数字・制度・仕事の条件は一次情報等で確認済み。対象、比較条件、分母、限界を残し、個人の体験を一般化しない。
- [ ] C18 順位・比較の基準、時給と月収、人数、年齢、時系列が途中で変わらない。具体的な数値を現場経験者の視点でも見直す。
- [ ] C19 小さい実行へ落とす。人物が実践し、全部うまくいく結末にせず、例外・抵抗・届かなかった結果を残す。
- [ ] C20 人物の見下しや比較の言い方を、対象視聴者の反応と照合する。強い言い方を採るなら、その理由と本文での扱いを明記する。
回収と出口、制作への引継ぎ
- [ ] C21 冒頭の問いと物・場面を回収し、主人公の変化を行動で示す。必要なら主人公が教える側へ回る。
- [ ] C22 章を並べ直すだけでなく、動画全体に残す一文でまとめ直す。コメントへの問いは内容に直結し、短く答えられる。
- [ ] C23 語気・間・言い回し、繰り返す一文、場面の変化を設計する。全文修正後は重複、長すぎる説明、読みの誤りを確認する。
- [ ] C24 台本を絵にするときに必要な人物、場所、時代、物、衣服、左右、移動・持ち替えが整合する。台本確認前に未解決の矛盾を残さない。
この比較は「7選」2本を観察したもの。すべての題材を7選へ押し込まない。 問い・需要・約束に合わせ、7選、別の項目数、一本の物語などを選ぶ。不適用の項目は理由を残す。
7選を採用する場合の構成例は、失敗の冒頭→痛み→師匠と予告→約90秒×7項目→実践→回収と締め。項目の9手は「問い→現状→項目名→反論→反転→逸話→確認済み根拠→小さい実行→小道具への記録」。これは自作の人物・台詞・場面で組み直す。原本の研究や固有の台詞をそのまま埋めるテンプレではない。